米ぬか酵素のブログ

米ぬか酵素浴を用いた「酵素温熱免疫療法」の紹介とグループ代表の体験談や論説。

2013年04月

最近よく耳にする言葉のひとつに「高度先進医療」というのがあります。特にTVでのガン保険のCMには必ず登場します。かれらがいう高度先進医療というのは実際のところ具体的に何を意味するのでしょうか。CMの内容で見ますと、それはガン治療において従来から保険適用で行われてきた、手術、抗がん剤、放射線を用いた三大療法以外で政府管掌健康保険適用外の新出の治療方法で、しかも料金が法外に高いものをどうやらそのように呼んでいるらしい。法外に高いので、そのような療法を保険適用にして誰でも手軽に利用できるようにしたら現在年間20兆円程度と見積もられているガン医療費(平成25年度国民総医療費推定およそ40兆円のほぼ半分を占める)はあっという間にその倍くらいになってしまい、健保財政は崩壊することは必定であるので、さすがの厚労省も保険適用認可ができるわけがありません。そこで民間医療保険にその部分を肩代わりさせてお茶を濁すと同時に保険業界にご馳走を与えながら、自らの保身も確保できるという一石二鳥を狙った賢い思惑の産物だろうことが本当のところでしょう。

その先進医療の代表としては、放射線の延長としての重粒子線照射というのと、リンパ免疫療法と言うのがあるようです。それら療法の詳細はネット上にいくらでもあるのでそちらをご覧いただけばよいのですが、大まかに言えば、重粒子線とは炭素などの原子核を加速器によって超高速に加速して強力なエネルギーを与え、そのエネルギーによってがん細胞を破壊しようというもので、非常な精度でもってピンポイントで目標を攻撃できるというおまけがついています。

粒子加速器というのは、元々この宇宙の成り立ちを解明する???ための素粒子の研究用に世界のあちこちに莫大な費用をかけて建設されてきた「科学研究」という名目でのお遊びの道具なのですが、何百億円もかけてその超小型版を作りがん攻撃に応用したという代物です。その莫大な費用は当然ながら怯えるガン患者のお財布からいただくことになりますので、その代金は一回304万円などというとんでもないものにならざるを得ないわけです。それは医療保険ビジネスと独立行政法人などという名の厚労省や文部省役人の利権の温床にとっては格好のネタであることに間違いありません。

人の生命は金には代えられないと考えれば304万円は人によっては決して高いとは言えないのかもしれません。(それで本当に命が助かればの話で、もしそうでないのなら、単なる詐欺まがい商法となります。) ガン細胞を破壊するのと生命を守るといのは実は別次元の話であります。この方程式が成立するためには前提があります。つまり、体に存在するガン細胞をすべて発見しうるという成立しえない前提です。細胞というのは非常に微細で、その大きさは平均すると10マイクロメートル、つまり1ミリの100分の1ですから、直径1ミリのガン組織でも、それは100万個のガン細胞の塊ということになります。直径1ミリのガンを発見する方法はありませんから、どんなに精度の高い機械を用いてもガンを全滅させることなどできようはずがありません。

悪性のガン細胞であれば、極初期であってもどんどん転移するのでガンは全身いたるところに存在することになり、直径が1〜2センチもあるような大きな組織ならいざ知らず、それ以外は手付かずになりますから、やがてそれらが発見可能な大きさまで成長してくると、それを破壊するためまた304万円の出費となり、以後その繰り返しとならざるを得ません。えらいこっちゃですな。治療する側としては、何百億円も回収しながら自分らの儲けも出さんといかないわけで、これはまたとない結構な話でしょう。あとは5年生存率何%だのの統計資料を適当にでっちあげながらひたすら国家公認の詐欺行為を繰り返しておればよいということになります。

もうひとつの「リンパ免疫療法」なるインチキにも触れておく必要があります。ここでいうリンパとは白血球の一部を構成するリンパ球のことです。血液1立方ミリメートル中には通常3000個〜6000個程度の白血球がありますが、そのうち30%程度がリンパ球で、残り65%程度が顆粒球、そして残りの5%程度がマクロファージということになっています。このあたりの比率は状況によって大幅に変化するのは以前のブログでも何回か書いてありますが、重要なことは、ガンを攻撃するのはリンパ球の方であるという点です。つまりT細胞やNK細胞で構成されるリンパ球の数と活性度(元気かどうか、あるいは練度が高いかどうか)がガンに対抗する免疫力の指標になります。いくら元気でも数が少ないと、急速に増え続ける敵に勝てません。またその逆に、いくら数が多くてもやる気に欠けていたり、訓練を受けていない統制がとれていない集団であったなら、やっぱり生き残りを賭けて必死な敵集団に勝てません。

リンパ免疫療法というのは、患者の血液を採取し、そこに含まれるリンパ球を抽出し体外で培養増殖して数を増やし、それを患者の血中に戻すというものです。確かに一時的には少なくとも数においては敵を圧倒することになるのですが、残念ながらそれは役に立たない兵隊さんでしかないのです。白血球は骨髄で生まれると、胸骨の裏側に張り付いている胸腺という小さな臓器に行って教育を受け、飛行機のパイロット訓練みたいにエリミネートされ、卒業できた者だけが現場に配属されるという仕組みがあります。卒業できない連中は非情にも殺されてしまうようです。つまり、この厳しい試練を勝ち抜いたエリートだけが敵と対峙することになります。ところが、体外で増やしたリンパ球はこの過程を経ていませんので、戦力にはならないのです。リンパ球も数が多すぎると、味方を攻撃してしまうなどの弊害が生じますから、数ばかり増えた無能な集団はかえって有害になるリスクも生じます。この療法を試して命が助かったという例を私は見たことがありません。1回30万円を6回やって全部で200万円近く払って結局は延命できたかどうかもわからず、最後を迎えることになるのでは、やはり人様の弱みにつけこんだインチキそのものだというのが私の見解です。

結論としては、高度先進などというのは名ばかりで、実態は詐欺まがい商法ということになります。生命の営みは人智をはるかに超えたものであって、人間の浅はかな計らいで操作できるようなものではないとうこと。ましてや、その目的が保身と金儲けということであれば、なおさらです。私たちは、NHKを代表とするマスコミの報道を盲信して騙されることなく、自分の考えをしっかり持ち続ける必要があるとどうしても思えてならないのです。


こちらもご覧ください→http://www.komenukakoso.jp/論説-editorial/

3月末の日曜の晩、藤枝市文化センター会議室で三回目の米ぬか酵素グループ加盟店募集説明会を開催しました。
大勢の皆様のご出席を賜り、どうもありがとうございました。今回からプロジェクター画面の切り替え時間を大幅に短縮できたおかげでスムーズにプログラムを消化できました。参加メンバーたちも話が慣れてきたようです。また、今回から、およそ一ヶ月後に焼津市で開業予定の田中さんも参加して抱負を語っていただきました。

次回は藤枝では多分また半年後の9月に開催することになるでしょう。P3310005P3310015P3310019
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http://www.komenukakoso.jp/加盟店募集-recruit-of-members/

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