ITの分野は本当に文字通り日進月歩で、その進化のスピードは加速度的に早くなってきているように感じています。画期的とも言える光ケーブル網がようやく整備し終わったと思ったら、今やWiFiと呼ばれる無線によるインターネット接続が主流になりつつあります。
20年くらい前は、既存の銅製の電話線を利用し、接続時間によって課金されるISDNというシステムでインターネットを利用していました。使用時間に応じて電話料金がかかってくるので、いつも料金が気になって、おいそれとはネットサーフィンを楽しんではいられませんでした。また、今考えると、ダウンロードやアップロードのスピードはものすごく遅くて、写真1枚ダウンロードするのにも数十秒もかかることがあったものです。
しばらくすると、ブロードバンドになり、料金は定額制となり、料金を気にする必要がなくなり、繋ぎっぱなしになったのです。スピードも格段に速くなったものです。5−6年の間このブロードバンドを使っていましたが、光ケーブルの設置が近所まで進み、光インターネットと光電話のセットに切り替えました。スピードは下り最大100Mbpsと非常に早くなりそれまでのいらいらからはほぼ解消されたのです。
自宅と事務所の両方でNTTのフレッツ光を使っていたのですが、2年前に仕事場に近いアパートに引っ越してしばらくしてから、自宅では固定電話を使わないこともあって、思い切って光の代わりにWiFiを利用することにしたのです。これだと工事の必要が無く、配線も機材も要らず省スペースだし、申し込んだその日から即使える上、小型軽量な端末の価格は1円(携帯の場合と同様のシステムで端末価格の1/12が月額料金に含まれている)で料金もプロバイダー料金込で月額3,670円とプロバイダー料やルーターなどの機材レンタル料が別途必要なNTTの光よりもトータルで全然安いし、ノートPCと一緒に持ち歩けば、旅行先などどこへ行っても使える(電波が届くエリア内に限りますが)などメリットが非常に大きかったのです。
1年前にWiFiを使い始めた頃は、私が住んでいる場所はカバーエリアぎりぎりの境界に近い地点であったのと、住まいが堅固なアパートの一階で、室内の受信状態があまり良くなくて、しばしば電波が途切れたりして、その都度電源を切ったり入れたりして苦労したものですが、最近では中継アンテナが増設されたようで電波の状態が改善された模様で滅多に途切れることがなくなりました。ただ相変わらず速度は遅くて、公称下り最大42Mbpsは受信状態のせいで実際の感覚ではその5分の1程度ですし、上りはそのさらに5分の1程度と非常に遅く、ブログやHPへの写真のアップロードなどいらいらしっぱなしでした。
今年の8月になって、次世代のWiFiとして、それまでの3Gからグレードアップした4G規格となったLTE(Long Term Evolution・・長期に及ぶ進化!・・ということは、もっと速く、広範囲に、安く、端末の小型化高性能化が進む?)のサービスが使えるようになって、宣伝によれば、下り最大75Mbps、上り最大25Mbpsとのことで、従来の3G規格に比べ2倍近い速度であったし、LTEという名前も何となく希望に満ちていてかっこよく、私のところも例によってぎりぎりエリア内に収まっていたこともあって気になっていたのですが、つい先日思い切ってこちらを契約してみたのです。端末が高いので2年契約の縛りはあるものの、月額料金は同じですから、速度が改善されるのであればこちらに変えない手はないというわけです。
端末のイーモバイルGL04Pは3Gのものに比べると実際の価格が倍くらい高価というのが納得出来る程度に一回り大きくて重たいのですが、別段持ち運びに不便というほどではありません。設定なども一切無用で、PCの無線LANスイッチをONにして、端末を充電して電源を入れるだけでいきなりつながります。充電するのを待てない時は、付属のUSBケーブルでPCとつなげば、すぐ使えて、そのままにしておけば同時に充電もできるというわけです。
肝心のスピードですが、これはびっくり感動で期待以上でした。おおまかに言って、従来の倍どころではなくて実際には5倍以上といった感じで、事務所で使っている下り50Mbpsの光と比べ、ほとんど遜色がありません。これでブログやサイトに写真をアップロードしたり、ソフトのダウンロードなどに要する時間が飛躍的に短縮できて大助かりです。また電波の状態は非常に安定していて使い初めて一週間ほど経ちますが、この間接続が途切れたことは一度もありません。
工事や室内のかさばる機材とそれらを接続するためのごちゃごちゃした配線が不要ですし持ち運びが自由自在で料金も安い上、速度も同等に速いとくれば、固定電話がどうしても必要な店舗や事業所などでない限り、光ケーブルを使うメリットは最早皆無でしょう。エリアカバーも現在イーモバイル(イーアクセス)では次々とアンテナの設置を進めていて、来年には人口カバー率が99%になるそうで余程人里離れた所に行かない限り、どこでも使える状態になると思われます。最近NTTがフレッツの新規契約伸び悩み対策として大幅値下げを打ち出したそうですが、まさに電話がそうであったように、このインターネットの無線化への流れは最早どうにも止まらないでしょう。

左の白いのが従来型の端末で、右の黒くて一回りサイズが大きいのが現時点で主流のLTE端末です。マウスと同じくらいの大きさです。
Part7に続く?
米ぬか酵素グループホームページ
20年くらい前は、既存の銅製の電話線を利用し、接続時間によって課金されるISDNというシステムでインターネットを利用していました。使用時間に応じて電話料金がかかってくるので、いつも料金が気になって、おいそれとはネットサーフィンを楽しんではいられませんでした。また、今考えると、ダウンロードやアップロードのスピードはものすごく遅くて、写真1枚ダウンロードするのにも数十秒もかかることがあったものです。
しばらくすると、ブロードバンドになり、料金は定額制となり、料金を気にする必要がなくなり、繋ぎっぱなしになったのです。スピードも格段に速くなったものです。5−6年の間このブロードバンドを使っていましたが、光ケーブルの設置が近所まで進み、光インターネットと光電話のセットに切り替えました。スピードは下り最大100Mbpsと非常に早くなりそれまでのいらいらからはほぼ解消されたのです。
自宅と事務所の両方でNTTのフレッツ光を使っていたのですが、2年前に仕事場に近いアパートに引っ越してしばらくしてから、自宅では固定電話を使わないこともあって、思い切って光の代わりにWiFiを利用することにしたのです。これだと工事の必要が無く、配線も機材も要らず省スペースだし、申し込んだその日から即使える上、小型軽量な端末の価格は1円(携帯の場合と同様のシステムで端末価格の1/12が月額料金に含まれている)で料金もプロバイダー料金込で月額3,670円とプロバイダー料やルーターなどの機材レンタル料が別途必要なNTTの光よりもトータルで全然安いし、ノートPCと一緒に持ち歩けば、旅行先などどこへ行っても使える(電波が届くエリア内に限りますが)などメリットが非常に大きかったのです。
1年前にWiFiを使い始めた頃は、私が住んでいる場所はカバーエリアぎりぎりの境界に近い地点であったのと、住まいが堅固なアパートの一階で、室内の受信状態があまり良くなくて、しばしば電波が途切れたりして、その都度電源を切ったり入れたりして苦労したものですが、最近では中継アンテナが増設されたようで電波の状態が改善された模様で滅多に途切れることがなくなりました。ただ相変わらず速度は遅くて、公称下り最大42Mbpsは受信状態のせいで実際の感覚ではその5分の1程度ですし、上りはそのさらに5分の1程度と非常に遅く、ブログやHPへの写真のアップロードなどいらいらしっぱなしでした。
今年の8月になって、次世代のWiFiとして、それまでの3Gからグレードアップした4G規格となったLTE(Long Term Evolution・・長期に及ぶ進化!・・ということは、もっと速く、広範囲に、安く、端末の小型化高性能化が進む?)のサービスが使えるようになって、宣伝によれば、下り最大75Mbps、上り最大25Mbpsとのことで、従来の3G規格に比べ2倍近い速度であったし、LTEという名前も何となく希望に満ちていてかっこよく、私のところも例によってぎりぎりエリア内に収まっていたこともあって気になっていたのですが、つい先日思い切ってこちらを契約してみたのです。端末が高いので2年契約の縛りはあるものの、月額料金は同じですから、速度が改善されるのであればこちらに変えない手はないというわけです。
端末のイーモバイルGL04Pは3Gのものに比べると実際の価格が倍くらい高価というのが納得出来る程度に一回り大きくて重たいのですが、別段持ち運びに不便というほどではありません。設定なども一切無用で、PCの無線LANスイッチをONにして、端末を充電して電源を入れるだけでいきなりつながります。充電するのを待てない時は、付属のUSBケーブルでPCとつなげば、すぐ使えて、そのままにしておけば同時に充電もできるというわけです。
肝心のスピードですが、これはびっくり感動で期待以上でした。おおまかに言って、従来の倍どころではなくて実際には5倍以上といった感じで、事務所で使っている下り50Mbpsの光と比べ、ほとんど遜色がありません。これでブログやサイトに写真をアップロードしたり、ソフトのダウンロードなどに要する時間が飛躍的に短縮できて大助かりです。また電波の状態は非常に安定していて使い初めて一週間ほど経ちますが、この間接続が途切れたことは一度もありません。
工事や室内のかさばる機材とそれらを接続するためのごちゃごちゃした配線が不要ですし持ち運びが自由自在で料金も安い上、速度も同等に速いとくれば、固定電話がどうしても必要な店舗や事業所などでない限り、光ケーブルを使うメリットは最早皆無でしょう。エリアカバーも現在イーモバイル(イーアクセス)では次々とアンテナの設置を進めていて、来年には人口カバー率が99%になるそうで余程人里離れた所に行かない限り、どこでも使える状態になると思われます。最近NTTがフレッツの新規契約伸び悩み対策として大幅値下げを打ち出したそうですが、まさに電話がそうであったように、このインターネットの無線化への流れは最早どうにも止まらないでしょう。

左の白いのが従来型の端末で、右の黒くて一回りサイズが大きいのが現時点で主流のLTE端末です。マウスと同じくらいの大きさです。
Part7に続く?
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