私がパソコンを使い始めたのは20年くらい前でした。OSは多分ウィンドウズ3.1だったと思います(その当時はOSのバージョンなどということには全く無頓着だったので記憶にありません)。その後すぐにウィンドウズ95というのが発売され、それに切り替わったのです。全ては業者任せでしたから、それがどんな意味をもつのか全く知りませんでした。デスクトップ型で、モニターはブラウン管式で、画像は今の液晶のディスプレーとは比べ物にならないほど原始的なものでした。メモリーは最大でも数百メガバイトの単位で、昨今では当たり前になっている数百ギガバイトに比べると1000分の1の容量しかないし、プロセッサーの処理速度も極めて遅くて、動画の再生などとても無理だったし、静止画像でさえも1枚映し出すのに10秒以上もかかると言った具合でしたから、メールに画像を添付して送るときは、サイズをできるだけ小さくして、相手のメモリーを浪費して迷惑をかけないよう気を使ったものです。また、頻繁にストール(突然停止してそのたびに再起動しなければならない)を起こし、散々イライラさせられたものです。さらには、ウイルス感染のリスクの意識が薄くて、ウイルスソフトを使っていなかっため、一部の機能がだめになったことがあります。この時はウイルスバスターで有名なトレンドマイクロ社のウイルス除去ソフトをダウンロードすることによって問題を解決することができました。その縁ということでもないのですが、いまだにウイルス対策ソフトはウイルスバスターを使っています。
その当時私は個人で輸入代行業をやっていました。国内の販売店さんたちに事前に海外の製品のカタログを配布しておき、またその都度新製品の情報を流しておき、FAXで注文してもらい、それらを集計してほぼ毎日海外の問屋にFAXでオーダーします。彼らは私がオーダーした商品をほぼ毎週DHLとかUPSといった国際宅配サービスや郵便局のEMSなんかで発送し、そのインボイス(送り状)をFAXしてきます。そして荷物が届き次第お客様ごとに仕分けして契約している佐川急便で全国に発送するといった具合でした。
この時、多い時は一度に数十件分の納品書を作成する必要があるわけで、これは商品のUSドル建てあるいはイギリスポンド建ての卸価格の合計に国際運賃をプラスし、おおよその為替レートをかけて円換算し、輸入関税、手数料、国内運賃を乗せたものになります。この計算は結構煩雑で、最初は手計算でやって手書きしていたのですが、計算プログラムを作ってパソコンでやりプリントアウトするようにしたら、はるかにこの作業は簡単になりミスもなくなったわけです。現在の仕事を始める時には、案内状や宣伝チラシの原稿、回数券などの作成にとても役立ちました。OSはやがてウィンドウズ98に切り替わり、そのあとすぐにPC入れ替えに伴ってウィンドウズXPにアップデートされました。パソコンはコピー機とともにリースでしたので、このあたりの作業は業者が自動的にやってくれていたのです。ディスプレーはいつの間にか液晶に変わり、随分見やすくなりました。
パソコンは仕事用にデスクトップを仕事場の事務所においてあるままでしたが、たまたま5年くらい前に、文章を書く必要が生じたのをきっかけに自宅で落ち着いて文書の作成ができるように、もう一台パソコンを購入することにしたのです。私がパソコンを使い始めた頃は、ノートパソコンはまだ出始めの頃で、しょっちゅう故障してほとんど使いものにならない状態でしたが、5年前にはいつの間にか品質は格段に進化していて、今では滅多に故障などしなくなっています。4年前に初めてノートPCを買って今でも同じのを使っていますが、持ち運びができて置き場所もとらないなどデスクトップよりもはるかに使い勝手がいいのに気がつきました。事務所のデスクトップはリース期間が満了しても2年ほど使っていたのですが、いい加減調子が悪くなってきたので処分して、同じく4年前に妻に買ってあげていた同じノートPCを、妻が使わないから貸してくれるというので事務所にもってきて使っています。今後妻がPCを使う気になったときは新しいのを買ってあげるつもりです。処分したデスクトップとの性能と使いやすさの差は歴然としていてびっくりです。多分もう二度とデスクトップは使わないことでしょう。
自宅で書いた文章を印刷するにはプリンターが必要なのですが、事務所に設置してあるプリンターで印刷するにはデータを事務所のPCに移動する必要がありました。お恥ずかしい話ですがUSBメモリーの使い方を知らなかったので、最初は、原稿を自宅から事務所へメールで送ったものです。ところが、事務所でメールを開くと、原稿の文章は全面的に文字化けしているのです。これは、事務所のデスクトップではOSはXPでOffice2004のwordであるのに、自宅のノートPCはOSがビスタで、Office2007がプレインストールされていたのが原因とわかり、いろいろ調べてマイクロソフトから互換ソフトなるものをダウンロードすることで解決できました。最近では、こういった互換ソフトは最初から組み込んであって、こういう問題自体が生じないようになっているようです。
そうこうしているうちに、USBメモリーや外付けハードディスクなるものの使い方がだんだんとわかってきて、それまではほったらかしにしていたデータのバックアップとかデータの移動なども簡単にできるようになったものです。それと同時に文書や画像などのデータの保管方法といいますかファイリングのやり方もわかってきて、データの取り扱いが簡単になりました。
会社勤めの若い方ならパソコンの進化と同時に成長し、就職してからは先輩に聞くなど、こんなことは全部会社に入ってすぐにあたりまえにできるようになることでしょうが、私なんぞはパソコンが普及し始める前に脱サラして、そのあとずうっと一人で仕事をしてきたので誰かに質問できる環境になかったし、パソコンスクールに通う時間も興味もなかった私には、コンピュータの世界はある意味で未知の領域であったのです。ある日気がついたら、ハードもソフトもはるかに進化していて浦島太郎状態からぼちぼち手探りで探索を始めたような感じです。
Part2に続く。
その当時私は個人で輸入代行業をやっていました。国内の販売店さんたちに事前に海外の製品のカタログを配布しておき、またその都度新製品の情報を流しておき、FAXで注文してもらい、それらを集計してほぼ毎日海外の問屋にFAXでオーダーします。彼らは私がオーダーした商品をほぼ毎週DHLとかUPSといった国際宅配サービスや郵便局のEMSなんかで発送し、そのインボイス(送り状)をFAXしてきます。そして荷物が届き次第お客様ごとに仕分けして契約している佐川急便で全国に発送するといった具合でした。
この時、多い時は一度に数十件分の納品書を作成する必要があるわけで、これは商品のUSドル建てあるいはイギリスポンド建ての卸価格の合計に国際運賃をプラスし、おおよその為替レートをかけて円換算し、輸入関税、手数料、国内運賃を乗せたものになります。この計算は結構煩雑で、最初は手計算でやって手書きしていたのですが、計算プログラムを作ってパソコンでやりプリントアウトするようにしたら、はるかにこの作業は簡単になりミスもなくなったわけです。現在の仕事を始める時には、案内状や宣伝チラシの原稿、回数券などの作成にとても役立ちました。OSはやがてウィンドウズ98に切り替わり、そのあとすぐにPC入れ替えに伴ってウィンドウズXPにアップデートされました。パソコンはコピー機とともにリースでしたので、このあたりの作業は業者が自動的にやってくれていたのです。ディスプレーはいつの間にか液晶に変わり、随分見やすくなりました。
パソコンは仕事用にデスクトップを仕事場の事務所においてあるままでしたが、たまたま5年くらい前に、文章を書く必要が生じたのをきっかけに自宅で落ち着いて文書の作成ができるように、もう一台パソコンを購入することにしたのです。私がパソコンを使い始めた頃は、ノートパソコンはまだ出始めの頃で、しょっちゅう故障してほとんど使いものにならない状態でしたが、5年前にはいつの間にか品質は格段に進化していて、今では滅多に故障などしなくなっています。4年前に初めてノートPCを買って今でも同じのを使っていますが、持ち運びができて置き場所もとらないなどデスクトップよりもはるかに使い勝手がいいのに気がつきました。事務所のデスクトップはリース期間が満了しても2年ほど使っていたのですが、いい加減調子が悪くなってきたので処分して、同じく4年前に妻に買ってあげていた同じノートPCを、妻が使わないから貸してくれるというので事務所にもってきて使っています。今後妻がPCを使う気になったときは新しいのを買ってあげるつもりです。処分したデスクトップとの性能と使いやすさの差は歴然としていてびっくりです。多分もう二度とデスクトップは使わないことでしょう。
自宅で書いた文章を印刷するにはプリンターが必要なのですが、事務所に設置してあるプリンターで印刷するにはデータを事務所のPCに移動する必要がありました。お恥ずかしい話ですがUSBメモリーの使い方を知らなかったので、最初は、原稿を自宅から事務所へメールで送ったものです。ところが、事務所でメールを開くと、原稿の文章は全面的に文字化けしているのです。これは、事務所のデスクトップではOSはXPでOffice2004のwordであるのに、自宅のノートPCはOSがビスタで、Office2007がプレインストールされていたのが原因とわかり、いろいろ調べてマイクロソフトから互換ソフトなるものをダウンロードすることで解決できました。最近では、こういった互換ソフトは最初から組み込んであって、こういう問題自体が生じないようになっているようです。
そうこうしているうちに、USBメモリーや外付けハードディスクなるものの使い方がだんだんとわかってきて、それまではほったらかしにしていたデータのバックアップとかデータの移動なども簡単にできるようになったものです。それと同時に文書や画像などのデータの保管方法といいますかファイリングのやり方もわかってきて、データの取り扱いが簡単になりました。
会社勤めの若い方ならパソコンの進化と同時に成長し、就職してからは先輩に聞くなど、こんなことは全部会社に入ってすぐにあたりまえにできるようになることでしょうが、私なんぞはパソコンが普及し始める前に脱サラして、そのあとずうっと一人で仕事をしてきたので誰かに質問できる環境になかったし、パソコンスクールに通う時間も興味もなかった私には、コンピュータの世界はある意味で未知の領域であったのです。ある日気がついたら、ハードもソフトもはるかに進化していて浦島太郎状態からぼちぼち手探りで探索を始めたような感じです。
Part2に続く。
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