酵素とはそもそも何者でしょうか? 普段意識することはありませんが、実は私たちの命を支えていてくれているとっても大切な物質で、これが無いとあらゆる生命体は生命の維持どころか存在することさえできません。
酵素は炭素、水素、窒素の化合物であるアミノ酸が鎖のように多数結合して組みあがった独特の形態をもったタンパク質で、その作用部位に金属元素を持ち、合成あるいは分解などの過程での特定の化学反応を高速で行わせしめる触媒であり、それを作ることができるのは生命体だけであって、人工的には合成できません。 ですから、最近よく見かける酵素入りの洗剤とか歯磨きなどに使用される酵素は主に大腸菌などに作らせています。
酵素は銅、鉄、亜鉛、マグネシウムといったミネラル(金属元素)がないと作ることができません。 ある種の大腸菌は20分に1回などという非常に速いスピードで分裂増殖を繰り返しますので酵素の大量生産に都合がいいのです。 また、一つの酵素には一つの仕事しかできないので、生命維持に仮に5000種類の化学反応が必要とされるなら、5000種類の酵素が必要になります。
酵素はあらゆる生命体の細胞の内部でDNAの情報によって合成されますが、臓器や組織によっては特定の酵素の生産に特化しているものもあります。 特化していることで、特定の酵素の血中濃度を調べることで特定の臓器に異常が存在することやその程度が推測できますので血液検査での指標や癌マーカーとして利用されています。 体内の何千種類もの酵素たちは細胞の中で、24時間365日フル操業で生命維持に必要なエネルギーと物質とを猛スピードで化学合成したり、不要な物質や毒素を分解消去したりして生命を維持しています。 したがって酵素が十分生産されなかったり、消耗が激しかったりして不足したり、あるいは体温が低下してその活性が落ちたりすると結果的に新陳代謝が減速してエネルギーが不足し、毒素が残留しますから、活力、生命力、体温、免疫力が低下したりして具合が悪くなり、老化が進み、あらゆる病気の引き金となります。
ミネラルは金属元素ですから、体内で生み出すことは出来ず、食物によって取り入れる必要があります。 十分なミネラルが摂取できないと当然酵素が不足します。 また昨今の広い意味での環境汚染は体内の酵素を激しく消耗しますから酵素不足を促進します。 環境汚染は必ずしも地球規模のものとは限りません。 身近な日常に汚染源はあふれています。 最大の問題は汚染された水と空気、そして、農薬、化学肥料、洗剤、シャンプー、殺虫剤、除草剤、あらゆる薬物、タバコの煙、排気ガス、食品添加物などなど挙げればきりがなく、個々の摂取量は微量でもそのすべてが総合的かつ複合的に体内に日々摂りこまれていますから影響は極めて大きいのです
一方食物中に含まれるミネラルが極端に減ってきています。 化学肥料や農薬の濫用によって、野菜に含まれるミネラルは50年前の十分の一以下になっています。 さらに味噌・醤油・マヨネーズなどあらゆる加工食品には塩化ナトリウム99%以上で他のミネラルがほとんど含まれないイオン交換膜法で大量生産した極端に安いJT製の食塩が使われていますし外食産業で調理に使用されるのも当然ながらほとんどがこの安い食塩ということになります。 そうしないと価格競争に勝てないからです。 ですから安易に外食ばかりしたり、簡単に調理できる冷凍食品などの加工食品ばかり使っていると、これもまた慢性的酵素不足の原因になります
酵素を作る材料が足りないのに消耗は増える一方ですから当然ながら現代人はみな慢性的に酵素不足になっていて、気がつかないうちに代謝レベルが低下し、体温が下がり、自律神経が変調し、ホルモンバランスが崩れ、免疫力と自然治癒力が弱まっています。
近年異常に増えてきている、自律神経失調,うつ、アトピー、がん、リウマチ、糖尿病などの慢性病の多くは実はこのあたりに最大の原因の一つがあろうかと想像できますし、免疫力の低下はインフルエンザ、肺炎、結核などの感染症に対する防御も弱めてしまうことが容易に考えられます。
それではどうやって体内酵素の不足を防げばよいかという話になるわけです。
簡単に言えば、消耗を抑え、ミネラルを十分摂取、そして理想的には酵素そのものをふんだんに体に取り込めばよいのです。 消耗を抑えるのに最も大切なことは、食べ過ぎない、飲み過ぎない(少しは飲んだ方がよい)、たばこを吸わない、働き過ぎない、しっかり休養を取る、心をいつもおだやかに保つ、薬はできるだけ飲まない、有害物質に触れない、などライフスタイルと住環境の改善に努めることなどが挙げられます。
ミネラルを摂取するもっとも簡単な方法は、割高でもミネラル豊富な自然塩を使い、味噌や醤油は天然塩の使用が明記されているものを選びます。 インスタントラーメンなどの加工食品は避けるようにします。 酵素を取り込むには果物、野菜や魚など酵素が豊富な食材をできるだけ生で食べるのがよいのですが、残念ながらかなりの酵素は消化管内でアミノ酸に分解されてしまうので酵素の材料は吸収できても酵素そのものはほとんど吸収できません。 その点米ぬか酵素風呂では皮膚の表面全体から直接酵素を吸収できますので最良のやり方と言えるのです。 定期的に入ることで、不足している酵素を補うことができます。
近年では技術の進歩により、様々な酵素の実際の構造や形態が観察できるようになりました。 興味がおありの方は講談社ブルーバックスの「分子レベルでみた体のはたらき」という本をご覧になってください。 付属のCD-ROMで酵素の立体像を観察できます。
酵素は炭素、水素、窒素の化合物であるアミノ酸が鎖のように多数結合して組みあがった独特の形態をもったタンパク質で、その作用部位に金属元素を持ち、合成あるいは分解などの過程での特定の化学反応を高速で行わせしめる触媒であり、それを作ることができるのは生命体だけであって、人工的には合成できません。 ですから、最近よく見かける酵素入りの洗剤とか歯磨きなどに使用される酵素は主に大腸菌などに作らせています。
酵素は銅、鉄、亜鉛、マグネシウムといったミネラル(金属元素)がないと作ることができません。 ある種の大腸菌は20分に1回などという非常に速いスピードで分裂増殖を繰り返しますので酵素の大量生産に都合がいいのです。 また、一つの酵素には一つの仕事しかできないので、生命維持に仮に5000種類の化学反応が必要とされるなら、5000種類の酵素が必要になります。
酵素はあらゆる生命体の細胞の内部でDNAの情報によって合成されますが、臓器や組織によっては特定の酵素の生産に特化しているものもあります。 特化していることで、特定の酵素の血中濃度を調べることで特定の臓器に異常が存在することやその程度が推測できますので血液検査での指標や癌マーカーとして利用されています。 体内の何千種類もの酵素たちは細胞の中で、24時間365日フル操業で生命維持に必要なエネルギーと物質とを猛スピードで化学合成したり、不要な物質や毒素を分解消去したりして生命を維持しています。 したがって酵素が十分生産されなかったり、消耗が激しかったりして不足したり、あるいは体温が低下してその活性が落ちたりすると結果的に新陳代謝が減速してエネルギーが不足し、毒素が残留しますから、活力、生命力、体温、免疫力が低下したりして具合が悪くなり、老化が進み、あらゆる病気の引き金となります。
ミネラルは金属元素ですから、体内で生み出すことは出来ず、食物によって取り入れる必要があります。 十分なミネラルが摂取できないと当然酵素が不足します。 また昨今の広い意味での環境汚染は体内の酵素を激しく消耗しますから酵素不足を促進します。 環境汚染は必ずしも地球規模のものとは限りません。 身近な日常に汚染源はあふれています。 最大の問題は汚染された水と空気、そして、農薬、化学肥料、洗剤、シャンプー、殺虫剤、除草剤、あらゆる薬物、タバコの煙、排気ガス、食品添加物などなど挙げればきりがなく、個々の摂取量は微量でもそのすべてが総合的かつ複合的に体内に日々摂りこまれていますから影響は極めて大きいのです
一方食物中に含まれるミネラルが極端に減ってきています。 化学肥料や農薬の濫用によって、野菜に含まれるミネラルは50年前の十分の一以下になっています。 さらに味噌・醤油・マヨネーズなどあらゆる加工食品には塩化ナトリウム99%以上で他のミネラルがほとんど含まれないイオン交換膜法で大量生産した極端に安いJT製の食塩が使われていますし外食産業で調理に使用されるのも当然ながらほとんどがこの安い食塩ということになります。 そうしないと価格競争に勝てないからです。 ですから安易に外食ばかりしたり、簡単に調理できる冷凍食品などの加工食品ばかり使っていると、これもまた慢性的酵素不足の原因になります
酵素を作る材料が足りないのに消耗は増える一方ですから当然ながら現代人はみな慢性的に酵素不足になっていて、気がつかないうちに代謝レベルが低下し、体温が下がり、自律神経が変調し、ホルモンバランスが崩れ、免疫力と自然治癒力が弱まっています。
近年異常に増えてきている、自律神経失調,うつ、アトピー、がん、リウマチ、糖尿病などの慢性病の多くは実はこのあたりに最大の原因の一つがあろうかと想像できますし、免疫力の低下はインフルエンザ、肺炎、結核などの感染症に対する防御も弱めてしまうことが容易に考えられます。
それではどうやって体内酵素の不足を防げばよいかという話になるわけです。
簡単に言えば、消耗を抑え、ミネラルを十分摂取、そして理想的には酵素そのものをふんだんに体に取り込めばよいのです。 消耗を抑えるのに最も大切なことは、食べ過ぎない、飲み過ぎない(少しは飲んだ方がよい)、たばこを吸わない、働き過ぎない、しっかり休養を取る、心をいつもおだやかに保つ、薬はできるだけ飲まない、有害物質に触れない、などライフスタイルと住環境の改善に努めることなどが挙げられます。
ミネラルを摂取するもっとも簡単な方法は、割高でもミネラル豊富な自然塩を使い、味噌や醤油は天然塩の使用が明記されているものを選びます。 インスタントラーメンなどの加工食品は避けるようにします。 酵素を取り込むには果物、野菜や魚など酵素が豊富な食材をできるだけ生で食べるのがよいのですが、残念ながらかなりの酵素は消化管内でアミノ酸に分解されてしまうので酵素の材料は吸収できても酵素そのものはほとんど吸収できません。 その点米ぬか酵素風呂では皮膚の表面全体から直接酵素を吸収できますので最良のやり方と言えるのです。 定期的に入ることで、不足している酵素を補うことができます。
近年では技術の進歩により、様々な酵素の実際の構造や形態が観察できるようになりました。 興味がおありの方は講談社ブルーバックスの「分子レベルでみた体のはたらき」という本をご覧になってください。 付属のCD-ROMで酵素の立体像を観察できます。
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