人間は宇宙の思惑に沿って生きるべきであって、また、そうすることによってのみ人は本当に幸福な人生を生きることができるのだと思います。
それでは宇宙の思惑とはどのようなものでしょうか。
それはビッグバン以来140億年かけて地球という天体を生み、そこでは、大気、気温、大地の組成などといったあらゆる環境がアミノ酸を生成しタンパク質や核酸を構成するために最も適した条件に調整され、38億年前に原初のDNAを持った単細胞の微生物として生命を誕生させ、その当面の究極としての人類まで進化させてきた際限も無く偉大な力を行使してきた意図的で計画的な企てでありましょう。
単細胞の微生物は合体し協力しあうことで猛毒であった酸素でさえもエネルギー源として利用出来るようなより高度で核を持った微生物になり、それら真核生物は合体と役割分担と機能分化を繰り返すことによって組織、そして社会としての多細胞生物となり、それらは自分たちの先祖である単細胞微生物とも共存しながら多様な生態系を構成し、その集合体としての緑の地球(ガイア)を創り上げたのです。
進化の最終段階としての哺乳類にあっては、生命体組織の全体を統制する中枢としての脳神経システムが極度に発達し、その頂点としての人類が出現し、社会を創り、都市を創り、国家を創り、文明を発展させてきました。
このように見てきますと38億年に及ぶ生命進化の歴史とは様々な紆余曲折を経ながらも協力と共存共栄を模索し、それによって理想の世界を生み出そうとしてきた歴史であったことが理解できます。 それは寛容の歴史と言い換えることもできるでしょう。 他者を裏切り、騙し、奪い合い、殺し合うのではなく、理解し、赦し合い、受入れ合い、助け合い、生かし合う。 自分同様に他者をも愛し、慈しみ合う命の尊厳を大切にする生き方こそが生命進化の頂点に立つ人間としての本来の姿であり使命でもあるはずです。
進化はこれで終わってしまったのでしょうか。 科学者の計算によれば、数十億年後には地球は膨張した太陽に飲み込まれ、やがては大爆発の末宇宙空間を漂うガスに変わることになっています。 そんなに先でなくても、近い将来巨大隕石が衝突し、巻き上げられた粉塵が太陽光線を何十年も遮断して微生物以外のすべての高等生物が絶滅する可能性もあるそうです。
たしかに、そのような事態も起こりえるのかもしれませんが、よくよく考えますと、それでは宇宙の思惑は永久に成就されないことになります。 宇宙の思惑は生命体としてとりあえずの頂点を極めた人間を生かし続け、人間自らが目覚めることによって、さらなる進化を遂げることを求めているはずです。 その進化は単なる過去の継続、つまり、科学技術や機械文明を進歩させ、限りある地球の自然からより多くのものを収奪して利益を得るといった利己的で有限で刹那的で物質的なものではなくて、次なる段階としての魂と精神の進化、即ちスピリチュアルな進化であるはずです。 これは西欧自然科学流の征服と収奪の思想ではなく、東洋的で仏的ともいえる和と寛容を重んじる慈悲の世界観でなくてはならぬはずです。
私利私欲にとらわれず、自分同様に他者の幸せをも願う心を持ち続ける生き方こそ宇宙の思惑に沿った生き方ですから、宇宙はそれを実行しようとする者たちを確実に擁護するように取り計らおうとするのは当然のことでしょう。
それでは宇宙の思惑とはどのようなものでしょうか。
それはビッグバン以来140億年かけて地球という天体を生み、そこでは、大気、気温、大地の組成などといったあらゆる環境がアミノ酸を生成しタンパク質や核酸を構成するために最も適した条件に調整され、38億年前に原初のDNAを持った単細胞の微生物として生命を誕生させ、その当面の究極としての人類まで進化させてきた際限も無く偉大な力を行使してきた意図的で計画的な企てでありましょう。
単細胞の微生物は合体し協力しあうことで猛毒であった酸素でさえもエネルギー源として利用出来るようなより高度で核を持った微生物になり、それら真核生物は合体と役割分担と機能分化を繰り返すことによって組織、そして社会としての多細胞生物となり、それらは自分たちの先祖である単細胞微生物とも共存しながら多様な生態系を構成し、その集合体としての緑の地球(ガイア)を創り上げたのです。
進化の最終段階としての哺乳類にあっては、生命体組織の全体を統制する中枢としての脳神経システムが極度に発達し、その頂点としての人類が出現し、社会を創り、都市を創り、国家を創り、文明を発展させてきました。
このように見てきますと38億年に及ぶ生命進化の歴史とは様々な紆余曲折を経ながらも協力と共存共栄を模索し、それによって理想の世界を生み出そうとしてきた歴史であったことが理解できます。 それは寛容の歴史と言い換えることもできるでしょう。 他者を裏切り、騙し、奪い合い、殺し合うのではなく、理解し、赦し合い、受入れ合い、助け合い、生かし合う。 自分同様に他者をも愛し、慈しみ合う命の尊厳を大切にする生き方こそが生命進化の頂点に立つ人間としての本来の姿であり使命でもあるはずです。
進化はこれで終わってしまったのでしょうか。 科学者の計算によれば、数十億年後には地球は膨張した太陽に飲み込まれ、やがては大爆発の末宇宙空間を漂うガスに変わることになっています。 そんなに先でなくても、近い将来巨大隕石が衝突し、巻き上げられた粉塵が太陽光線を何十年も遮断して微生物以外のすべての高等生物が絶滅する可能性もあるそうです。
たしかに、そのような事態も起こりえるのかもしれませんが、よくよく考えますと、それでは宇宙の思惑は永久に成就されないことになります。 宇宙の思惑は生命体としてとりあえずの頂点を極めた人間を生かし続け、人間自らが目覚めることによって、さらなる進化を遂げることを求めているはずです。 その進化は単なる過去の継続、つまり、科学技術や機械文明を進歩させ、限りある地球の自然からより多くのものを収奪して利益を得るといった利己的で有限で刹那的で物質的なものではなくて、次なる段階としての魂と精神の進化、即ちスピリチュアルな進化であるはずです。 これは西欧自然科学流の征服と収奪の思想ではなく、東洋的で仏的ともいえる和と寛容を重んじる慈悲の世界観でなくてはならぬはずです。
私利私欲にとらわれず、自分同様に他者の幸せをも願う心を持ち続ける生き方こそ宇宙の思惑に沿った生き方ですから、宇宙はそれを実行しようとする者たちを確実に擁護するように取り計らおうとするのは当然のことでしょう。
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