パスワードについては、皆さんいろいろ苦労しているものと思います。ATMの暗証番号に始まってスマホやパソコンのログインパスワード、ネットでの買い物、ホテルや交通機関の予約などなど、生活のあらゆる場面でパスワードの入力が必要になります。4ケタや6ケタの暗証番号で毎日のように使う暗証番号なら記憶しておけばよいのですが、それでもせいぜい2〜3個ぐらいが限界でしょう。
同じ暗証番号やパスワードを多種の口座やサイトなどに使いまわすのは、リスクが増大するので好ましくありません。また、安全性の点では、パスワードは長くて複雑で推測しにくいほど安全となります。
その意味で、長さは最低8文字以上(理想的には12文字程度)がよく、意味不明のでたらめな文字列、数字、記号、大文字、小文字の組み合わせが最も安全となります。ただこうなると最早記憶するなど到底不可能であるばかりか、紙に書いておいたのを見ながら間違えずに入力するにしても手間と時間がかかり、たまりませんし、どこに書いたのかを忘れることも多いのです。その不便さを解消するためのソフトもウイルスソフトの会社からいくつか発売もされていますが、どれもあまり使い勝手がよいとは思えません。

そこでいろいろ考えた結果、一番簡単確実なのは、パスワード一覧表をワードで作っておき、必要な時にコピーして貼り付けて入力すればよいのですが、それですと、万一ハッキングされたときに盗まれるリスクがありますので、安全とは言えません。そこで、その一覧表はPCやクラウドには一切保存せず、外付けのハードディスクやUSBメモリーといった外部記憶媒体に保存しておき、PWの入力が必要な時、そして一覧表を編集するときだけPCに繋ぎます。この時気を付けねばならないのは、ワードで作った一覧表は移動し終わったら忘れずに削除しておくことです。また外付けメモリーは繋ぎっぱなしだとPCに保存してあるの同じことになるので意味がありません。

その都度複雑なパスワードを急いで作るのは面倒ですから、絶対に推察しようのないすごく複雑なのを予め沢山作っておいて一覧表に保存しておき、必要に応じてそこからコピーして使いますが、どのサイトにどのPWを使ったのかを忘れないために、それも同じ場所に記録しておくのを忘れてはなりません。そして万一PWを保存したUSBメモリーが壊れたりしても大丈夫なように、予備のUSBメモリーにコピーしておき保管します。
絶対に安全なPWの例としては Xqpfz%p327%66&snOsxvp4Pqみたいな。とにかくやたらに長くてでたらめなのが理想的です。どんなに長くて複雑でもコピー貼り付けは一瞬で済みます。サイトによってはPWに使える記号とか、大文字小文字の区別の有無とか文字数の制限があったりしますので、指示に従って作り変える必要があります。
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外付けHDDとUSBメモリー   HDDも最近は安くて容量の大きなものが出回っています。