この国は不思議だ。賭博禁止法というのがあって、花札賭博や賭け麻雀が見つかると刑事罰の対象になるのは皆さんご存じのとおりです。けれども実際には国中いたるところギャンブルだらけです。その代表はパチンコでしょう。平日の昼間というのにどこのパチンコ店も駐車場は満杯で、大勢の民衆が真昼間からギャンブル三昧。海外から来た人がこれを見たら、さぞかしびっくりすることでしょう。庶民のささやかな楽しみといったところなのでしょうが、表向きは景品と交換することになっていても、ほとんどは換金します。それより少し規模が大きいのは所謂公営ギャンブルというもの。競輪、競馬、競艇がその代表。そして最大規模が宝くじなる大博打です。宝くじなどは、購買者への還元率は半分以下で、残りは販売手数料と国庫金(税金)になります。この国最大規模の博打の胴元は一体誰でしょう。さらには東京お台場に公営のカジノを建設しようなどというとんでもない話まで持ち上がっています。

もっとすごいのは、町内会費に上乗せされて強制的に徴収される日赤の募金や、テレビCMでもおなじみの偽善の臭いがプンプンするユニセフの義援金募集などなど。10月1日にはNHKのニュースキャスターは揃いも揃って全員赤い羽根付けてましたが、これだって明らかに洗脳の手段に間違いありません。彼らが個人の自由意思でもって羽根付けて出演するはずもありませんから。庶民はさんざん税金しぼりとられたうえ、さらにそんな全国規模の詐欺行為に騙され続けているわけです。それだけではありません。たばこによる健康被害は科学的に立証された事実であって発がん性という点では下手な麻薬よりも性質(たち)が悪いにもかかわらず、その生産と販売は相も変わらず専売公社あらためJTのやりたい放題で度重なるわずかばかりの増税値上げでお茶をにごされています。そのおかげで、肺がんや肺気腫、口腔がん、喉頭がん、食道がんは増加の一途で、毎年1兆円以上も増え続ける医療費増大に大きく貢献しています。

医療の分野でも異常な事態が当たり前になっていて、だれもそれに異議を唱えようなどとはしません。外科的処置は別にしても、慢性病の治療(実はこれが医療の大部分で、おおよそ全医療の90%を占めているのですが)は慢性病とされる難病の大抵の根本原因が免疫低下あるいはそれによる免疫機能不全であるのに、そこで投与される薬物はすべて素晴らしい免疫抑制効果がありますから確かに一時的には不快な症状は軽減します。ところが実際には症状という免疫・治癒反応が抑制されただけですので、免疫抑制は盗人に追い銭よろしく、さらなる症状悪化もしくは別の病態を引き起こすことになります。小学生でも理解できるようなあほな話でしょう。またしても誰も何も感じないのは一体なぜでしょう?

医療ビジネスの利権40兆円の90%である36兆円はあまりにも巨大で、社会全体がそれに飲み込まれているので、誰かが疑問を感じても、なす術もないというのが実態でしょう。これに追い打ちをかけているといいますか、むしろその根本原因となっているのが国民皆保険制度という一見とても親切な制度ですが、せっかく毎年何10万円も保険料払っているのだからどんどん使って少しでも取り返さなにゃ損とばかり、病院と薬局に押し寄せては免疫抑制の毒物をありがたく頂戴する始末で、それが結果的に重税として自分たちの生活を圧迫することになり、難病呼ばわりされる慢性病は悪くなる一方で莫大な金が治すことのできない医療産業に吸い取られ続けています。ほとんどブラックジョークの世界ですよね。公営ギャンブル同様、こちらも巧妙に仕組まれた詐欺的搾取の手段というわけでしょう。


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