アップルコンピュータの創始者スティーブジョブズ氏が死去しました。
この若き巨人の早すぎる死に哀悼の気持ちを捧げたいと思います。

35年前の1976年、20歳の学生だった時、一人の友人と共に自宅のガレージで世界初のパソコンを作り始めた彼は、将来それが世界を変えることになるなど想像していたでしょうか。 (漠然としていたでしょうが絶対に想像していたと思います)  いずれにしても彼が20世紀に出現した世界最大のカリスマのひとりであることは間違いないでしょう。

ジョブズ氏は発明家、起業家、経営者としてだけではなく、思想家としての側面もあったようです。 彼が思い描いていた世界が一体何だったのか、その思想についてこの機会に少し勉強してみたいと考えています。  予備知識がゼロの私が今想像できることは、僅かにも次の様なものです。  彼がガレージで将来世界を変えることになる道具を作り始めた当時、コンピュータはすでに存在していました。  それは巨大企業のIBM(インターナショナル ビジネス マシーンズ)が作っていた主に役所や企業や研究所向けの計算機でした。  それは巨大で高価でとても個人が扱うような代物ではありませんでした。  大量の情報を瞬時に処理できる能力は単なる計算だけではなく、もっと別の使い方を可能にするのではないかという着想があったはずです。

当時時を同じくして開発されていたアメリカ国防省の軍事情報ネットワークは今やインターネットとして全世界に普及拡大し、パソコンはその情報端末としてテレビ同様ほとんどの家庭で便利に使われているし、携帯電話も電話としての機能を逸脱した小型携帯パソコンとして皆が持ち歩いています。 今や急速に普及しているスマートフォンもアップルが最初に発売しました。  このようなインターネットと情報端末の普及が世界をどのように変えてきて、これから先どう変えていくのでしょう。  こんなことを考えていると楽しくなってきませんか。